自国では、サンスクリット語で｢バーラト｣と呼ぶ。
インダス文明以来四千年以上の歴史を持つ。
この旗は、英国からの独立戦争の中で生まれたもので、ヒンズー教とイスラム教の融和を表している。
サフラン色がヒンズー、緑がイスラムを表し、白は双方の和解の精神を表している。また、サフランは勇気と献身を、白は平和と真実を、緑は公正と信仰を意味するともいわれる。
中央の紋章は、仏教を保護したアショーカ王の法輪（チャクラ）である。二十四本の輻は、一日二十四時間を表し、青は空と海の色を表す。

かつて日本には、三つの宇宙に関する組織があった。
宇宙･惑星の研究を行う宇宙科学研究所(ISAS)、
航空宇宙技術の研究開発を行う航空宇宙技術研究所(NAL)、
H-�UAロケットなどの大型ロケット並びに人工衛星･国際宇宙ステーションの開発を行う宇宙開発事業団(NASDA)である。
平成十五年十月一日、これら三機関を統合した独立行政法人、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発足した。
いまさらながら、これは旗ではないような気がする……

この旗は、1799年にロシアの民間船舶旗として採用され、1883年からロシア帝国の国旗に昇格した。
後のロシア革命で廃止され、ソ連が崩壊した1991年から、ロシア連邦国旗として復活した。
白は高貴と自由と白ロシア(ベラルーシ)人を、青は名誉と独立と小ロシア(ウクライナ)人を、赤は愛と平等と大ロシア(ロシア)人を表しており、また、別の解釈では、白は神を、青は皇帝(ツァー)を、赤は人民を意味するとも言われている。

アフリカ中東部の高原に位置する内陸国。少数派のツチ族と、多数派のフツ族の部族抗争によって、大規模な内戦が幾度も起こり、数十万の死者と数百万の難民を出した。
2001年十二月に、国民融和を目的として、赤黄緑の縦三色にＲの字を配した旗を廃止し、この国旗に変更。デザインしたのは工芸家のアルフォンセ･キリモベネキョで、青は幸福と平和、黄は経済と国力、緑は繁栄への願いを表し、太陽は団結、透明性、暗黒への戦いなどを通じて国民を導く希望の光を象徴する。
流血を連想させる赤は、意図的に避けられた。

スウェーデンは北欧の国で、高い社会福祉水準とサンタクロースで有名。
青地に黄色い十字を描いたこの旗は、1157年、フィンランドとの戦を控えたエリク王が、金の十字架が青空を横切るのを見たと言う伝説に基づく。
が、実際には1364年から使われていた、青地に三つの黄金の冠を描いたフォルクング朝の紋章に由来するといわれている。
この旗が正式に国軍旗として制定されたのは1569年で、国旗として制定されたのは1906年。

この国は朝鮮半島の北部にあり、元首は国家主席だが、現在は空席で、朝鮮労働党総書記兼人民軍最高司令官である金正日が、事実上の最高指導者。
国自体に対する話題は、腐るほどあるので省略。
赤い星は、金日成によって確立された社会主義革命のシンボルであり、赤い帯は愛国精神と社会主義による建国精神、青い帯は独立主権と友好を意味し、白は朝鮮民族の伝統色とされ、純潔と光明をあらわしている。

1615年12月25日に英国人によって発見された。ジャワ島の南380キロのインド洋上に位置する。
現在はオーストラリアの海外領土。
主な産業はリン鉱石の採掘で、前世紀末までにほとんど掘り尽くされている。
100豪ドルの賞金付公募で選ばれた旗は、リン鉱石採掘の元現場監督トニー・コーチ氏の作品。
青は大洋、緑は島の樹木を意味し、左下には南半球とオーストラリアの象徴である南十字星を、右上には島を繁殖地とするゴールデンネッタイチョウ（なぜか一発変換できた）の図案化を配している。
黄色い円盤は島の唯一の産物リン鉱石をあらわし、島の地形をシルエットで描き出している。

ここは核実験のあったクリスマス島とは違う島なんですね

核実験のあったクリスマス島は太平洋のど真ん中、キリバス共和国ライン諸島南部に位置し、太平洋最大の環礁でもあります。
今は現地語でキリティマティ島と呼ばれています。

ヒマラヤ山脈東部の南麓にある内陸国。
長く鎖国状態にあったが、1970年代初めから開放路線に転じ、最近では民族としてのアイデンティティーを確立、伝統文化の復古政策の強化に乗り出している。
ブータンの旗は、龍の絵柄をリアルに描いた非常に珍しいもので、山間に轟く雷鳴が龍の鳴き声に聞こえたことから、龍は国民および王国のシンボルとして崇められ、自国のことを「龍の国」（ドゥルッキュル）と呼んでいる。
長い間中国との交流が盛んだったことから、十九世紀半ばから使用されているこの旗にも中国の影響の強さがうかがえる。
対角線で分けられた左上のサフラン色は国王の権威を、赤はチベット仏教の信仰と宗教的実践を、白は清浄と忠誠を表している。

ここに来るのは五ヶ月ぶりです。
私を覚えてる人いるかしら。
とりあえず様子見･･･

中国には、殷以来三千五百年の歴史があるが、中華人民共和国は、1949年十月一日に建国されてからまだ五十五年しかたっていない。
1949年に制定されたこの旗は、五星紅旗と呼ばれている。
赤地は共産党による革命成就と中国古来の伝統色を意味する。
五つの星については、大きな星が中国共産党を、小さな星が農民･労働者･知識階級･愛国的資本家を意味するとか、中国本土を中心に、満州･モンゴル･ウイグル･チベットの五地域の統一を意味するなどといわれていたが、最近では共産党の指導下による全国民の団結を意味するとされている。

今日はうまくいきますように。

アラビア半島の大半を占める祭政一致の絶対君主国家で、イスラム世界で最も保守的な国。
世界でも随一の石油輸出量･埋蔵量を誇る。
この旗は、1932年に採用された後、1973年に現在の図柄へと変更された。
イスラムの伝統色である緑の地に、コーランの一節『アラーのほかに神はなく、ムハンマドはアラーの使徒なり』という信仰告白の言葉が、白いアラビア文字で描かれている。
聖句の下の新月刀は、聖地メッカの守護と、イスラム教スンニ派内の一派、ワッハーブ派の正義を意味している。

2004年四月26日、イラク暫定統治評議会は、サダム政権後イラクの新国旗を発表した。
青い二本の線は、チグリス川とユーフラテス川を、黄色い線は、少数派のクルド人を意味し、三日月は、イスラム教を意味するとされている。
だが、この旗はイスラムの伝統色というものを全く考慮に入れていない。イスラム諸国は、古くから緑･黒･赤･白をシンボルカラーとしており、青や黄色は殆ど使われない。
おまけにイスラエル国旗に酷似していることから、イラク人の反感を買い、27日には、反政府運動家によって、さっそくこの旗が燃やされた。
この旗は、28日に公式採用され、最終的な旗が採用されるまで、数ヶ月間暫定的に使用されることとなっている。

これは、昨日紹介した旗が制定される以前のイラクの国旗である。
緑･赤･白･黒の四色は、アラブ諸国の国旗によく使われる色で「アラブはひとつ」を象徴するものであった。
赤は勇気を、白は寛大さを、黒はイスラムの勝利を意味しており、緑はイスラムの伝統色である。
三つの星は、かつてのイラク･シリア･エジプトの統合関係を象徴している。
この旗は1963年に制定されたが、1991年の湾岸戦争の際、フセイン大統領が「アッラーフ･アクバル(神は偉大なり)」との聖句を書き加えた。

カナダとは、イロコイ･インディアンの言葉で「村落」を意味する。
旗に描かれているカエデの葉は、1834年ケベック州のサンジャン･バプテスト教会が、それまでのビーバーに代わるカナダを象徴する紋章として唱えたことに始まる。
左右の赤は、太平洋と大西洋を表し、中央の白は国土と国家の発展を意味する。

現地での名称はカラリット･ヌナートで、人々の土地という意味。
1814年にデンマークの領土に編入された。
後1953年に本国並みの自治権を与えられ、1979年に、自治政府が発足し現在にいたる。
この旗は1985年、地元の工芸デザイナーであるＴ･クリスチャンセンの案が採用されたもので、我々の旗という意味でエルファラソープトと呼ばれる。
赤と白はデンマーク国旗に由来。
また、白は氷山と氷塊を表し、赤い半円は北極海に沈む夕日をあらわすとされる。

世界最北の独立国。
大西洋中央海嶺上に位置するため、火山活動が非常に活発。
この旗には、北欧諸国共通のスカンジナビア十字が使用されている。青と白はアイスランドの国民色だが、他の諸国の旗に合わせるため赤い帯が付け足された。
青は大西洋、白は氷河と雪原、赤は火山を意味する。

赤地に金色の星を配した図柄から「金星紅旗」とも呼ばれる。
1945年、ベトナム独立宣言のときに考案されたが、公式には、1955年に北ベトナム（ベトナム民主共和国）国旗として制定された。
赤は革命と自由独立のために戦ったベトナム人民が流した血を意味し、中央の星の五本の光線は、労働者･農民･知識人･青年･兵士の五階層の団結を意味する。

中華人民共和国の軍隊。
1927年八月一日の南昌武装蜂起を発端に建軍された紅軍に起源を持つ。
左上の「八一」は、これに由来する。
抗日戦争時は八路軍、新四軍と呼称され、
1947年には、中国共産党指導下の全ての軍隊を人民解放軍と改称。
1950年には、朝鮮戦争に人民志願軍として参戦。
1951年には、チベットを侵略、占領。
1989年の天安門事件では、民主化要求運動を進めていた学生･市民を戦車で制圧。
当初階級制度を持たなかったが、のちには導入された。

琉球王国旗として紹介されてはいたものの、使用された年代が1875年から1879年と、明治政府により琉球藩が設置されたあとになっているので、琉球藩で使用されたものではないかと思われる。
（曖昧で申し訳ないm(_ _)m）
三つ巴は、琉球の三つの長所、美と、人間性と、柔軟性を表し、白い地は純潔を表す。

全国水平社の旗に由来する、部落解放運動の象徴にして部落開放同盟の旗。
1923年、全国水平社の結成メンバーの一人、西光万吉が考案。
赤い荊冠は、水平社宣言にある「殉教者がその荊冠を祝福されるときがきた」という言葉に象徴されているように、被差別の苦闘の歴史の中で生き抜いてきた彼らの誇りを意味し、黒い背景は差別のある厳しい世の中を意味する。全体として、差別を跳ね返し、被差別者として誇りを持って生きていくという理想を表現している。
現在はこの旗を、白い星をあしらったうえで赤字の布の左上につけて使用している。